2007年1月26日金曜日

それでも北朝鮮は崩壊しない

こうした報道がなされると、必ず日本のおかしな文化人たちは、「北朝鮮の体制崩壊の前兆だ」云々と、マスコミから求められるままに“お約束”のコメントを吐くのだが、その実、こうした“前兆”が、そのまま崩壊へと繋がるケースというのは、ほとんど「ない」と言っても過言ではない。もし、こんなことだけで金体制が崩壊するのであれば、もうとっくに北朝鮮政府などは転覆している筈である。

ではなぜ北朝鮮という政府は、いつまでたっても金総書記一派が牛耳られ続ける独裁国家たりえるのか。それにはいろいろな要因があるが、一番大きいのは、国家ぐるみで体制維持の為の犯罪行為を繰り返し、同時に、それを幇助する組織・個人のネットワークが、世界の至るところに張り巡らされているという点である。このことは相互リンクしている『ニュースバンク』さんでもたびたび触れられていることであるが、「同胞扶助」という御旗の下に非合法な活動を行う輩のための資金調達を繰り返している旧朝鮮銀行や、その朝銀を私物化し、実質上の支配を行ってきた朝鮮総聯、さらには彼らに手を貸す売国企業・マスコミなど、我が国の内情を見るだけでも、かなりの事例が存在している。こうした強力なサポート陣の活躍の甲斐あって、北朝鮮政府はその体制を維持し続けているのだ。

北朝鮮に囚われた拉致被害者を救い出し、積年の大罪について処断したいと日本政府が本当の意味で願うのであれば、まずは国内に潜むこうした“売国勢力”に対し、徹底的な制裁を加える以外方法はない。しかし、小泉政権ですらも侵しえなかった“本当の聖域”、即ち“日本の最暗部”へと、安倍政権が踏み込むことができるのかと言えば、それは些か疑問である。

(転載元記事URL)http://jnn.blog90.fc2.com/blog-entry-20.html
(ニュース記事)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070125-00000237-jij-int

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