2007年1月30日火曜日

“美しい国”を作るためには“美しくない鼻息”が必要だ

今の内閣、さらに言えば安倍首相自身の姿勢において、一番欠けているのは「言うこと聞かねえのなら、弾道ミサイル買ってきてブッ放すぞ!」というくらいの鼻息の荒さである。本当に“美しい国”とやらにしたいのであれば、国際社会の中で孤立しようとも、大陸や半島国家に対して、喧嘩上等スタイルを貫くことだ。それができないのであれば、サッサと店を畳んで、お引き取り頂きたい。

そもそも、これだけ不況が長引き、格差ムードが蔓延している中では、何をやったところで、その多くはマイナスイメージにしかならない。実質、効果があろうとなかろうと、そんなことは関係ないのである。そういうことであれば、「人質を返さないのであれば、朝鮮に宣戦布告し、在日朝鮮人にも帰国して頂きます」とか、「北朝鮮の資金源となっている在日朝鮮系企業は、すべて取り潰し、その資産を使って減税します」、さらには「中国とは国交を断絶します」、「中共に加担する団体・個人は処罰します」などと言った、気狂いスレスレの極端な提言をしていった方が、実現できるかどうかは別にして、多くの支持が得られるはずである。要は、こういう状況下においては、強硬なナショナリズムを前面に押し出し、世論の支持を集めるのが得策なのだ。

それにつけても、情けないのは天下のインテリ政党・民主党である。本来であれば、こうした状況を逆手にとって与野党交代へと急進せねばならない筈だが、その気配すら感じられぬほどの体たらくぶりである。正月早々に、3人の悪人面を並べただけの駄CMを打つなどの愚行も手堅いが、いずれにせよ、この連中がどんなに声を大にしたところで、現在の腑抜けた脱力内閣すら倒すことはできないだろう。もっとも、そもそもが「政権をとらせろ」という主張ばかりを繰り返し、「次の内閣」などという実にお寒い肩書きまで用意し、あからさまな人材不足を堂々と披露している珍政党だけに、力不足なのは致し方ないのかもしれないが。

『安倍晋三の本性』 (著)俵義文/1,000円

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