2007年1月30日火曜日

八百長は告発、ジャンキーは不問の講談社

最近の日本人は八百長が好きな人種である。いや、正確に言うと、「八百長をやるのが好き」ということではなく、「八百長だと騒ぐのが好きな民衆」と言うべきだろうか。いずれにせよ、最近の日本人は、なぜか「八百長」呼ばわりすることが、殊の外、お気に入りのようである。

さて、記事によると、今回は講談社の『週刊現代』によって「八百長だ」と騒がれた模様。しかし、『週刊現代』ごときに吠えられたところで、そうカリカリすることもなかろうにと思ってしまう。なにせ『週刊現代』を擁する講談社と言えば、看板少年誌の副編集長が逮捕されるような会社である。セクションこそ違えど、要は、ジャンキー社員を会社の重要なポジションに抜擢していた会社なワケだ。そんな会社が「横綱・朝青龍の八百長を告発する!」などと声高に叫んでしまうのだから恐ろしい。自分のところの社員が告発された際に、八百長まがいのカラクリで、逃げきることができなかったのが、それほどまでに悔しいのだろうか。

…と、ジャンキー企業の話はさておき、今回問題なのは相撲の八百長についてである。大相撲の八百長と言えば、かつて空気の読めなかった板井某が、千代の富士の八百長について口走ってしまい、轟沈するはめになったことがあったが、そもそもショービジネスにおいて八百長だのなんだのと騒ぐということ自体、非常に無粋な行為である。本来、そんなものはすべて“大人のルール”として捉え、それを踏まえた上で観戦・鑑賞すべきものなのだ。でなければ、かつて、故・ジャイアント馬場のチョップに勢いよく突進していった若手レスラーたちの努力は、一体なんだったんだ?ということになってしまう。そんな類のものでさえ、「ヤラセ」ということになるのか。

本来、こういうものはすべて「そういうものだ」と捉え、わざと一喜一憂して観戦してみせることが、正しい大人の作法なのである。

【関連ニュースリンク】
『<横審>朝青龍の八百長報道 事実関係究明を協会に要望』@毎日新聞(Yahoo!ニュース)
『横綱・朝青龍の八百長を告発する!-九州場所ではガチンコは4番だけ』@週刊現代(exciteニュース)
『≪週刊誌が八百長告発記事≫朝青龍 大鵬超え!最速20度目V』@スポニチアネックス


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