2007年1月30日火曜日

韓流スター報道に関する疑問-『韓国の人気タレント、ユニさんが自殺』

ユニと言えば、いわゆる“韓流ブーム便乗来日組”の中にあっては、おそらく最後発便乗組に入る部類の歌手ではないかと思う。その他のところとしては、我が国の倖田某よろしく“エロかっこいい”系として知られ、PVで披露したダンスで乳首が出たの出ないの、それはコラだの、コラじゃないのという話が一部で話題となったりもしたが、いずれにせよ、日本での知名度は韓国においてのそれと比べ、格段に低いと言える。にもかかわらず、その死を告げる報がYahoo!のヘッドラインにまで登場してしまうあたりが、昨今の異様な韓流ブームを象徴している。まさに“韓流おそるべし”といった感じだ。おそらく、明日の『とくダネ!』のネタはこれで決まりだろう。

これが仮に、ユニ嬢ではなく、北朝鮮の金総書記でさえその動向を気にかけてると言われるアジアのスター、チョー・ヨンピルであったならば、まだ理解はできる。かつて、彼は渥美二郎のヒット曲『釜山港へ帰れ』を歌い、日本でも一躍スターダムに伸し上がった実績を持ち、今なお、韓国・日本のみならず、アジア全域に大きなファン層を抱えているからだ。

一方、ユニはというと、日本での実績は明らかにチョー・ヨンピルのそれに比べ、段違いに見劣りする感は否めない。にもかかわらず、マスコミ上では、かたや「韓流アイドル」としてもてはやされ、かたや旬を過ぎた“単なる韓国人演歌歌手”として扱われるてしまうのである。同じ“韓流”である筈なのに、この違いは一体何なのだろうか。そもそもの実績から考えれば、チョー・ヨンピルの方を「元祖・韓流スター」としてパワープッシュしてもよさそうなものなのだが。

近年、我が国を浸食してしまった『韓流ブーム』が、某大手広告代理店上層部の策謀により、火種すらない中で強引に加熱させたものであるということは周知の通りだが、そのブーム形成が、いかに不自然かつ、強引な手法で極端な形に捏造されたかは、こうした整合性のない報道1つとってみてもよく表れている。力道山やチョー・ヨンピルが形成した過去の韓流ブームは、現在の捏造ブーム首謀者たちにとって、今や「なかったもの」とされているのである。

【関連ニュースリンク】
『韓国の人気タレント、ユニさんが自殺』@読売新聞(Yahoo!ニュース)
『歌手ユニ、自宅で首つり自殺』@朝鮮日報
『歌手ユニさん、自宅で首つり死亡 』@中央日報
『自殺したユニってどんな歌手?』@朝鮮日報
『“韓国の倖田來未”ユニは“セクシーカワイイ” 』@ ZAKZAK

0 件のコメント: